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Mesujika 雌鹿 DOE

羊屋白玉とトリスタ・ボールドウィンの国際共同製作
Created collaboratively by Shirotama Hitsujiya and Trista Baldwin

 

2011.3.14(月)7:30PM @ 森下スタジオ(東京)
2011.3.19(土)7:00PM @ 森下スタジオ(東京)
2011.3.21(月)4:00PM @ 森下スタジオ(東京)

①2011.3.14 19:30~21:30
<映像上映&アメリカメンバーとスカイプでつないだディスカッション>
前半は、2010年8月、ミネアポリスプレイライツセンターでのワークインプログレス映像を上映。後半は、オブザーバーとして立ち会った内野儀さん(演劇批評)をゲストに迎え、アメリカ側からは、トリスタ・ボールドウィンや俳優たちがスカイプで参加する、ロングディスタンスディスカッション。

②2011.3.19 19:00~21:30

③2011.3.21 16:00~18:30
<スタジオパフォーマンス&アメリカメンバーとスカイプでつないだディスカッション >
前半は、2年間、試行錯誤を繰り返してきたプロセスの総体をビジュアルに集約し、音楽家とライブセッションするスタジオパフォーマンス。白玉は、グルーブ感に溢れ、音楽的な構造をもつトリスタの戯曲をベースに、ヘアメイクアーティストや衣装家、美術家とともに、変幻を免れない人間の自己に焦点をあててゆく。後半は、アメリカ側とスカイプ越しのロングディスタンスディスカッションを、ゲストを迎えてお送りする。19日のゲストは、前田愛実さん(演劇ライター/ダンス企画おやつテーブル主宰)と野村佐紀子さん(写真家)と丸岡ひろみさん (TPAM in Yokohamaディレクター)。21日のゲストは、長島確さん(ドラマトゥルク)とタニノクロウさん(庭劇団ペニノ、演出家、劇作家)。

会場

森下スタジオ
〒135-0004 東京都江東区森下3-5-6
TEL:03 (5624) 5951

チケット

2011.3.14(月)¥1,000(1 free drink)
2011.3.19(土)¥2,000(1 free drink)
2011.3.21(月)¥2,000(1 free drink)
*予約の上、当日受付でお支払いください。

トリスタ・ボールドウィン

Trista Baldwin

アメリカのミネアポリスを中心に活動する劇作家。ピュリッツアー賞、トニー賞、オリバー賞、多数のオビー賞、などを受賞しているプレイライツセンターの中心メンバーであり、自分たちの作品を自分たちで制作しようと集まった15人の劇作家からなる集団 Workhaus Collective(ワークハウスコレクティヴ)の立ち上げメンバーであり、New Georges(ニュージョージズ)というシアターカンパニーの所属アーティストである。 USA Group Playwriting Award(ユーエスエー グループ プレイライツ アワード)を二年連続で授与し、Jerome fellowship(ジェロームフェローシップ)をはじめ、数々のグラントを得て、作品を発表してきた。作品は、オフブロードウェイ、オフオフブロードウェイ、国内外を問わず各地で上演されている。彼女の作品作りにおけるステートメントは、「詩的なものとグロテスクなものをひとつに並べる」「劇作品に音楽と同じような力を与えるための新たなリズムの探求である。」 作品数は20を超し、数々の賛辞を受けている。

「砂」SAND ("stunning"- New York Times)第一級のすばらしさ!
「雌鹿」DOE ("unsettling, dreamlike" – Variety)悪夢を見ているようだ。。
「パティの赤いズボン」PATTY RED PANTS ("Best of 2005" – City Pages)2005年のベストシアター!

創作活動と平行して、セントクラウド大学の大学教授として教鞭をとっており、「スクリーンライティング」と「プレイライティング」を教えている。一女の母である。

トークゲスト

2011.3.14
内野儀 (演劇批評)

2011.3.19
前田愛実 (演劇ライター/ダンス企画おやつテーブル主宰)
野村佐紀子 (写真家)
丸岡ひろみ (TPAM in Yokohamaディレクター)

2011.3.21
長島確 (ドラマトゥルク)
タニノクロウ (庭劇団ペニノ、演出家、劇作家)

日本のメンバー

劇作・演出・出演: 羊屋白玉
舞台監督: 糸山義則 (SCN)
ドラマトゥルク: 樅山智子
通訳・翻訳: 家田淳、小澤英実、樅山智子
音楽: スカンク、舩橋陽、松本じろ、樅山智子
美術: 坂田アキコ 、石川ゆうや
衣装: 飯島まゆみ
ヘアメイク: 山田大輔(CLIP)
照明: 伊藤馨
写真: 野村佐紀子
制作: maticomatil、王丸あすか (AMCF)、糸山裕子(AMCF)
イラスト: 高橋手品
宣伝美術デザイン: 草梛亮

アメリカのメンバー

*今回はスカイプで参加します
共同劇作家、共同演出家: Trista Baldwin
出演: Kristine Haruna Lee 、Patric Bailey、Sakurako Kanoh
プロデューサー: Kyoko Yoshida
異文化感受性トレーナー&コーチ: Akiko Meaker

おはなし

主人公ジェーンは、彼女の故郷であるアメリカから遠く離れた日本で、夫、一郎と暮らしている。ある晩、車で帰宅途中、鹿を轢いてしまう。瀕死の鹿を置き去りにしたまま、家路についたが、以来、彼女は、鹿が頭から離れない。あの道でなにが起きたのか?瀕死の鹿の正体は?鹿は、ジェーンへ呼びかける。まるでセイレーンが美しい声で旅人を惑わし、遭難させるかのように。彼女は、再び、車に飛び乗る。鹿を探すジェーンの旅は、やがて異国の地で自分自身のアイデンティティをさがす旅と重なってゆく。

劇評

「雌鹿DOE、心惹き付ける異文化間の共同創作」2010年8月30日 (CITYPAGES)
By Quinton Skinner/クゥイントン・スキナー(文)

「雌鹿DOE」のワーク・イン・プログレス公演が昨晩プレイライツ・センターで初演された。それは型破りに感動的な演劇作品であった。鋭くも夢のような主題を反芻し、その謎を解きながら劇場を後をした観客も多いだろう。
この作品は、地元ツイン・シティーズ(ミネアポリスとセイント・ポールのニックネーム)在住のトリスタ・ボールドウィンと日本の羊屋白玉の共同創作。2006年にワークハウス・コレクティブが初演したボールドウィンの戯曲「DOE」から着想を得ている。いくつかの主題は変わっていないが、戯曲はまるで演劇のブレンダーにかけられたように、全く別の作品として生まれ変わった。
物語は、日本人の夫、一郎(カワハラ・マサ)とともに日本に住むアメリカ人女性、ジェーン(ビューゲット・ハプック)を中心に展開する。市場への道中、鹿(クリスティーン・ハルナ・リーが様式的に演じる)を撥ねてしまうジェーン。この小さな災難が、アイデンティティの喪失や変化を象徴するようになり、「全」であることへの探求は、やがて家庭内殺人に至る。
ネタばらしはこのくらいでやめておこう。ただ、二人の演劇人による魅惑的な結合と当惑させるビジョンから生まれた、凶暴、かつ、冒険に溢れ、感情に訴えかける作品である、とだけ述べておきたい。(アメリカと日本の関係性は興味深いが、ボールドウィンも羊屋もそれぞれ独特の作家であるため、その視点だけで理解するのは殆ど不可能だ。)
また、懐胎プロセスのまっただ中にある作品を観ることには、心を惹き付ける説得力がある。昨晩は、観客の目の前でボールドウィンと羊屋が戯曲の最後のシーンを演出した。それは、上演作品の、吐き気がするほどの生々しさを浮き彫りにし、舞台上の出来事は、いかなる意味においても絶えず変化するものであるという事実をはっきり と示していた。

助成

公益財団法人セゾン文化財団+EU・ジャパンフェスト日本委員会(共同支援事業)

 

協力

熊本賢治郎、MAMI、卯月妙子、Kristine Haruna Lee、Birgit Huppuch、Mo Perry、Kimberly Richardson、Patrick Baily、淡野桃子、狩野桜子、河原正也、明樹由佳、柿丸美智恵、下総源太朗(2007-2010年、日米両国でのワークインプログレスに参加した俳優)Yumi Inomata(Arts Midwest)、ステージクルー・ネットワーク、U.S./Japan Cultural Trade Network、 San Francisco International Arts Festival, The Playwrights’ Center Minneapolis

お問合せ

指輪ホテル contact@yubiwahotel.com
アートマネージメントセンター福岡
福岡市博多区博多駅前 2-20-1-12F 大博多ホール内 AMCF
092-474-6181

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